ガソリン価格が159円70銭に下落 4年3カ月ぶりの安値で広がる安堵

2025年12月17日、経済産業省が発表した調査によると、12月15日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は1リットル当たり159円70銭となった。前週から4円の値下がりで、これは2021年9月以来、実に4年3カ月ぶりの安値水準である。

生活者にとっての「実感できる値下げ」

ここ数年、ガソリン価格は原油価格の高騰や円安の影響を受け、170円台後半から180円台に達することも珍しくなかった。そうした中で、150円台への回復は、車を日常的に利用する家庭や地方在住者にとって、家計負担の軽減を実感しやすい変化と言える。

特に通勤や業務で自動車が欠かせない層にとって、月単位で見れば数千円規模の差が生じる可能性があり、年末年始の移動が増える時期と重なった点も注目される。

背景にある要因

今回の価格下落の背景には、

  • 国際的な原油価格の落ち着き
  • 為替相場の安定
  • 政府による燃料価格抑制策の効果

といった複数の要因が重なっていると考えられる。特に、原油市場では需給の逼迫感が一時期より後退しており、それが国内価格にも反映された形だ。

今後も下がり続けるのか

もっとも、ガソリン価格は国際情勢や為替動向に大きく左右される。中東情勢の不安定化や急激な円安が進めば、再び上昇に転じる可能性も否定できない。今回の159円台は「一時的な安値」である可能性もあり、楽観は禁物だろう。

エネルギーと暮らしを見直す契機に

ガソリン価格の下落は歓迎すべきニュースである一方、長期的には脱炭素の流れやEV(電気自動車)の普及が進んでいくことは確実だ。価格が下がった今だからこそ、燃料費を前提とした生活や移動手段を改めて見直す機会と捉えることもできる。

久しぶりの160円を切る水準。この数字を単なる「安い・高い」で終わらせず、エネルギーと私たちの暮らしの関係を考えるきっかけにしたい。

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